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百万円と苦虫女のappleのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
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いつの間にか何も言えない関係になったら、要注意だね。
ラストの駅で蒼井優が後ろ振り返るシーン、この街と彼との別れを受け入れて、次の出会いに向かって堂々と出発する姿勢、表情、かっこよかったなー!
この時ドーナッツくわえてたけど、数年後とかにドーナッツ食べた時に、ふとこの瞬間を思い出して思い出に浸ったりするんだろうな〜。

〈あらすじ〉ひょんなことから前科がついて実家に居づらくなった彼女(21歳)は、100万を貯めて実家を出て、海の近くでアパート暮らしを始める。100万貯まったら次の街へ行くと決め、海の家、山奥の農家、そして普通の街を転々としていく。出会いと別れ、周囲との人間関係、前科というレッテルと向き合いながら、前向きに生きようとする人の物語。


〈好きなセリフ〉
・あんた、桃をもぐために生まれてきたんでねか?
・怒られたくないんです。なるべく平穏に暮らしたいので
・佐藤さんって困ったみたいな顔して笑いますよね。行きたくないんですよね?
・大勢の時って結局喋ってんの2〜3人じゃないですか。
・大人しく適当に愛想笑いをしていたらトラブルなく過ごせると思っていました。
・いつのまにか何も言えなくなる関係になってしまうのは不幸なことです。
・人は出会ったら必ず別れるものだと思います。その別れが怖いから姉ちゃんは無理をしてました。でも出会うために別れるのだと、気付きました。
・かき氷を作る才能があると褒められて嬉しいですが、役に立つ才能じゃなくて複雑な気持ちです。ーお姉ちゃんは桃をもぐ才能もあるみたいです。
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