ネルソン

百万円と苦虫女のネルソンのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.9
ちょっと大人の青春ロードムービー

社会からドロップアウトした女性が100万円が貯まるまで働き、貯まったら次の街に向かうのを繰り返すというストーリー
どこの場所に行っても働くことが生活の主軸になっているので、なんとなくリアリティがあって共感しやすいロードムービーだと思う
次の町に引っ越すまでには何ヶ月か掛かるはずな
のに季節があまり変わっていなくて笑った
ただ海の家でバイトをしたり、田舎で桃の収穫を手伝ったりとすごく夏に合いそうな映画だったので、観てる側にはそんなに違和感もなかったので良かった

ラストはちょっと切ないけど前向きな主人公がかっこいい
後半にいろいろなメッセージが詰まっていて、全体に流れる空気感が心地よく素直にいい邦画だなと思えた