青

百万円と苦虫女の青のレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
4.2
観た当時、ただただ人生に失望していただけのわたしと違って、鈴子は何でこんなにひたむきに生きてんのかなって、衝撃を受けた。
まだまだだ、わたし、って。

それが最初は全然前向きではないんだけど、徐々に前を向いていく姿にぐっときたし、やはりひとりでは生きていけない人間の弱さみたいなのが赤裸々に描かれてて、そこもよかった。
ハッピーエンドの斜め上を行く、他人事のような終わり方も、救えなくて納得したくないけど、府に落ちるというか、なんというか。

また観たいと思える映画。
青