奥

百万円と苦虫女の奥のレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.5
女優・蒼井優が そこに生きている映画かなと思いました。
カーテンを、若い娘が自分で作る。
それって、ちょっと変。

ほとんど荷物は持たないのに、引っ越しのたびに、そのカーテンだけは後生大事に持って行く。   

そして、新居で丁寧につける。タナダユキ監督が、意味なくそんな描写をするはずがないと思いました。

この映画の味わいが、そうした些末にも宿っている。じんわりとにじみ出すような。

内容やメッセージを肯定できるかというと自分には微妙でしたが、けど何かが残る映画でした。
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