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8人の女たちのtoumeiのレビュー・感想・評価

8人の女たち(2002年製作の映画)
4.5
よく行くカフェで知り、なんだこの素敵な映画は!と調べて鑑賞に至る。

8人の女性を花に例えるオープニングから、ファッション、色彩、音楽、個性、どれもすてき。
突然歌い出す感じや舞台的な演出などがやや不自然な気もして、でもそこがまた味として生きている。

物語は王道ミステリーで、そのギャップもまたいい。人が殺されてるっていうのに、美しさ・華やかさは消えない。
ミステリーとして濃い内容ではないもののちゃんと面白くて、なのに同時に各女性の個性的な魅力を堪能することができる。
不思議な体験で楽しかった。

大雪で外出できない!電話線も切られてる!とかは定番すぎて笑えた。でもたぶんこの作品などを真似て、現代のたくさんのミステリーが作られたのかなと思う。上映当時観たら新しかったのだろう。

歌い踊るシーンもいいけど1番のお気に入りは8人が横に立ち並ぶシーン。
圧巻。それぞれに人間らしく弱く、そしてやっぱり美しい。
Blu-rayが欲しくなる作品でした。
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