しゅう

ドクトル・マブゼのしゅうのレビュー・感想・評価

ドクトル・マブゼ(1922年製作の映画)
3.9
サイレント(伴奏付き)英語字幕版の272分バージョンを鑑賞。

『スピオーネ』が合わなかったので、今作もとんだ苦行になるかもと危惧していた。

正直、「第一部:大賭博師篇」の序盤はサイレントのゆったりしたテンポにウトウトしてしまったが、マブゼ博士が賭博師・魔術師としての本領を発揮し出してからはグイグイ惹き込まれ、後半の「第二部:犯罪地獄篇」での八面六臂の暴れぶりで面白さは更に加速。

何よりルドルフ・クライン=ロッゲの顔芝居が素晴らしく、超越的でありながら人間臭い犯罪哲学者マブゼ博士の魅力を際立たせていた。
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