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グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説の砂場のレビュー・感想・評価

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バロウズの「類人猿ターザン」をリアルに映画化したもので世間的にあまり見られているとは言えない一本。

クレイトン卿夫妻が乗る船がアフリカで難破し、夫妻だけが生き残った。赤ちゃんを産むが救助が来ないまま二人は死亡。男の子の赤ん坊は猿によってスクスク育てられた。青年になった彼は運動能力を生かしボスの地位に。そこにダルノー大尉等探検隊一行が到着するも原住民に攻撃されダルノーは瀕死の重傷を負う。猿に育てられた青年がダルノーを救う。クレイトン卿の遺品から、ダルノーは彼をクレイトン伯爵の孫と知りジョンと呼び言葉を教えイギリスに連れて帰る。祖父や教育係のジューンに暖かく迎え入れられるジョンだが、人間としてのマナーが不完全であった。
やがてジョンとジェーンは愛し合い婚約することに。一方で祖父は事故で死ぬ。大英博物館の展示を見ていたジョンは、剥製にさせれられそうになっていた猿を助ける。この猿はジョンの”父親”だった。猿が射殺され、孤独を感じたジョンはジャングルに戻る、、、、

相当変な映画であった、、、猿界で育てられるシーンが結構長く眠くなったのだがジャングルのシーンとか相当撮影がリアルであり、ロンドンの邸宅も絢爛豪華で映画の絵の格が結構高いと思った。
ターザンの先入観が強かったせいもあるが、ストーリーがどっちにいくのか戸惑いながら見てしまったが本作は冒険活劇映画ではなく、野生と文明とか、人種差別、動物倫理、居場所のない感じ、、など複数の要素がクロスしている。

アンディ・マクダウェルのデビュー作。とてもキュートでジョンの良き理解者であり初体験の相手でもあり印象的なキャラ。

どうでもいいんですが、10歳くらいまで裸だったジョンが20歳くらいになると腰に布巻いているんですけど、、、そこは違和感w
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