naima

Endless Waltz エンドレス・ワルツのnaimaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

繊細さと人を守ることは同居できないのかな、自分の痛みにばっかり敏感で他人の痛みには鈍感な人間にはなりたくない、と思っていたけど
甘えなのかもしれない、だけど、こんなふうにしか生きれない
自分の才能を信じられなくなった途端に死んでしまった薫の気持ちもわかる、母親という重さに耐えられなくなったいづみの気持ちもわかる、二人の世界に振り回される子供の気持ちもわかる、全部わかる

女は娼婦になれなければ、母親になるしかない。
と彼女は言っていたけど、私は、娼婦は母親にはなれないと思う。娼婦は誰のことも受け入れ、愛することの天才だからこそ、一人を守れない。どちらにせよ意味するのは死、表現できなくなることは死。

時代に漂う雰囲気とキャストのアングラさ、服とメイクとカメラワーク、全部良くて楽しかった
1回目は爆睡したけど、1人で見直したらよかった本当に
悲劇的すぎて喜劇っぽく見えるところも含めて、人生だよねって感じのvibes
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