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三匹の女賭博師のmitakosamaのレビュー・感想・評価

三匹の女賭博師(1967年製作の映画)
3.1
スカパーにて。女賭博シリーズの1本だが、タイトル通り3人の美女揃い踏みでそれだけで贅沢。

主演の江波杏子が伝説の女胴師。ヤクザの2代目の婚約者だったが相手が失踪してしまったため、バーのママを兼任しながら落ち目の組を養っている。
先代の組長が病気がちで、子分が悪どい手でその座を狙っている、というのはお約束な設定だね。

安田道代が、親分の実の娘で堅気の役。江波杏子演じる女賭場師とは義兄弟になる。元々ギャンブルも強く、義理姉に反発心を持ってしまう。
凛とした江波杏子に比べ、安田道代はちょっとヤンチャな可愛らしさが魅力。

三条魔子が敵役。組乗っ取りを狙う子分の情婦で博徒。イカサマでも実力者。小悪魔的な魅力でカワイイ。着物の片肌脱いだ晒し姿がタマラン。

組と店の乗っ取りにを謀られ義妹が窮地に陥るが、プロの女博徒同士のガチンコ勝負で江波杏子演じる女賭博師の圧勝!
ギャンブルというシンプルな勝負事の描写で、格の違いを見せつける演技力は流石です。

あと、脇役でちょいちょい良い役を演じる沢村貞子が実に良い。困った時に助けてくれる飲み屋の女将の役だが、彼女こそ4匹目の女賭博師と言っていいキャラクターだと思うわ。
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