ねこまるキャット

リトル・ランボーズのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)
3.7
『青春』×『娯楽』
宗教によって娯楽を禁止されている主人公と、家庭環境が複雑な悪ガキが、"ランボー"の影響を受けて、映画を自主制作するお話。

「ニューシネマパラダイス」や「ブリグズビーベア」みたく、映画愛に溢れている作品となり、子供達が可愛らしく面白かったです。

"94分"と短めの映画。
個人的に短い映画は大好きなんですが、今作に関してはもっと長く、人物背景を丁寧に描いてほしかったな、というのが正直な感想。

登場人物の心境変化が分かりづらいシーンが多く感じ、主人公が急に映画を私物化しだすのも理解出来ず、悪ガキちゃんが急に目の敵にされるのもしっくりこず。

悪ガキちゃんの兄の背景、家庭環境の描写もないので、いまいち感情が乗り切らず、拭えない"何かが抜けている感"。

ラストがとても良かっただけに、惜しさを感じる作品でしたが、面白かったです。

幼い"ウィルポールター"の顔がすでに完成されていて、今の顔をそのまま小さくしただけで愛くるしかったです。

ちなみにランボーを知らなくても全く問題ありません。

未鑑賞で興味がある方は是非🐈