エレスマン

哀しき獣のエレスマンのレビュー・感想・評価

哀しき獣(2010年製作の映画)
5.0
チェイサー観てから、時々韓国バイオレンス映画を観たくなるのです。
この作品は、チェイサーと同じ監督の作品ということで、期待を裏切りませんでした。
今回は、追走劇ではなく逃走劇って感じでしょうか。
無理矢理逃げる!無理矢理生きる!が泥臭くて素晴らしい。諦めないことが肝心です。
火事場の馬鹿力が味方してくれます。
逃げたもん勝ち、生きたもん勝ちなのです。
主人公は、身も心も、とことん痛めつけられますが、それでも懸命に生きようとします。
あのパワーは何処から?と考えると、出て行った妻への愛憎が、深く絡んでいると思われます。
そういった意味では、良いラストだったのではないでしょうか。