FREDDY

愛と誠のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

愛と誠(2012年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでいないので予備知識がないままでの視聴でした。なので原作との比較は出来ないのだが、この作品を観て感じたのは、主演の妻夫木聡の不良役が違和感だらけで合っていないということ。そもそも役柄が不向きなのではないでしょうかね。これが本作の世界観と言ってしまえば丸く収まってしまうのでしょうが。あと、一青窈の演技が案外良かった。

作品としては、ツボの浅い笑いばかり散りばめられているので、少しでも期待して観てしまえば当然肩透かしを食らって全然笑えないですし、面白さが全く伝わってこない。そもそも、この作品の面白さが何なのかが不明でした。

時代背景を原作に近づけるのはわかるが、脚本や台詞の言い回しを古臭くする必要があったのか疑問が残りますし、ミュージカル風にしたのは良いが、演出がクドい。最後まで観ることすら苦痛に感じてしまいましたね。

ただ、安藤サクラの演技力と、余貴美子の存在感が凄かった。原作を知っている方にはどう見えたのかが知りたくなる一作でした。
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