このレビューはネタバレを含みます
あの子が死ぬか、あなたが死ぬか。
もっと早くあのアパートから退去できていたら...。
こんなに悲しい結末だと思ってなかった。母と娘の話に弱いからか、電車で見てなかったら泣いてた。
色々と共通点があって付け込まれやすかったのかもしれないけど、あの親子が狙われて結果母親が犠牲になってしまったのは辛い。死因がわかったからまだ貯水タンクに遺体があるかもしれない、供養するという感じではダメだったのか...。
終盤いくこがママを追いかけてエレベーターに乗ろうとするけど、こっちにくるなと言わんばかりの大量の泥水を浴びせられて、あんな必死に頑張る子に何て陰湿なんだと、辛かった。
自分も片親だから、感情移入してしまい花火をやっている家族をじっと見るいくこは花火じゃなくて家族を見てたんだよねとどうにも切なかった。
雨漏り対策カスだな〜とか怖さに関しては呑気に見ていたけど、それ以外の親権をめぐって母親が奔走する姿とか、いくこの母を想う気持ちとか、そういうのにどうも刺さりまくってしまった。