母の死後。フランスに住む長男。上海に居る長女。世界を飛び回る次男。大叔父の家と美術品。展示と倉庫。収集家。莫大な相続税。思い出の実用と寄贈できる価値。そう簡単にはいかない。郊外の森。暗闇の輪郭。自分…
>>続きを読むオルセー美術館20周年記念作品‥フランス版終活&相続の話とは‥女性(母であり祖母)自身の人生が詰まった家や物~想い出、歴史をしまう寂しさ、それをこらえての潔さ‥数々の名画やアンティーク家具、花器、彫…
>>続きを読む「子どものころの自分が今の自分を支えている」っていうのを実感する。豊かな時間というのは1番の財産なんじゃないかなと思う。最近では時間の流れというものを感じたくて映画を観ているような気もする。なぜかず…
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パリの郊外にあるヴァルモンドワという町に、有名な画家のポール・オリヴィエが遺した邸宅があった。
そこには、ポールを叔父にもつエレーヌ(エディット・スコブ)が一人で暮らしていた。
エレーヌの75…
物語の終盤、使用人のおばさんが既に空き家となった旧家宅に立ち寄るシークエンスが素晴らしい。
そしてラスト、非行を重ねてきた長女がその彼氏とレンガの壁を越えて草原を駆け出す瞬間。ブルジョワジー的な価値…
『夏時間の庭』。あるフランスの名家に育った三兄弟。彼らが幼い頃から親しんだ調度品の数々が母の死をきっかけに全て整理され、「美術品/国家遺産」としてオルセー美術館に寄贈されるに至る。花瓶一つを家政婦の…
>>続きを読む母エレーヌ(エディット・スコブ)の誕生日を祝うため、経済学者の長男フレデリック(シャルル・ベルリング)、世界中を飛び回るデザイナーの長女アドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)、中国で仕事をしている…
>>続きを読む祖母が亡くなって息子たちが実家を売り払うかどうかって話がこんなノスタルジックな雰囲気に浸れるとは思わなかった。最後ヤンチャな長男の娘が空き家になった実家で乱痴気騒ぎ始めるのかと思ったらまさかの感情で…
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