夏時間の庭の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 8ページ目

『夏時間の庭』に投稿された感想・評価

Zorba

Zorbaの感想・評価

3.6
ブルジョワのノスタルジーとか1ミリも興味ない話でつらかった。映画向きの内容ではない気がする。あと、なぜかシュティフターの晩夏を思い出した。

祖母アドリエンヌの逝去により残された芸術品と家、そしてそれに付随する相続税に翻弄される家族たちを描いた作品。
『夏時間の庭』という邦題さながらに、庭の描き方が美しい。冒頭、祖母の誕生日に集まる家族や…

>>続きを読む
sonozy

sonozyの感想・評価

3.5

この季節らしいタイトルに惹かれて。
2008年、オルセー美術館開館20周年を記念し、オリヴィエ・アサイヤス監督がオルセー美術館所蔵の美術品と家族をテーマとしたオリジナル脚本を執筆し製作されたものとの…

>>続きを読む

膨大な金と人間の思惑が関わり永遠の美として崇められ守られる美術品と、それらを遺される人々のことを慮りながら逝く人、そして現実の世界を日々生きていかねばならない遺された人々。広大な美しい庭と古い家。郷…

>>続きを読む
かなこ

かなこの感想・評価

3.6

美術館で素通りされていく作品も、人の手で作られた以上必ず何かしらの思いが込められているけど、誰かにとっては思い入れのある品もその世界を出ればただのありふれた骨董品。けれど逆に家政婦さんの花瓶のように…

>>続きを読む
薪

薪の感想・評価

3.9

冒頭の、明るく青々とした光で照らされていた家が、祖母の喪失の後では夕陽に照らされ影をまとい、ラストでは若者が集い再度明るい光で満たされる。終盤の移動撮影が素晴らしく、これまでの雰囲気とかけ離れたヒッ…

>>続きを読む
hk

hkの感想・評価

-
ラストが美しい。
芸術品でも邸宅でも、美しく使われるのが一番じゃないか。
yuum

yuumの感想・評価

4.5

現実的、現代的なのに古いシネマみたいな感覚を覚える画面が絶妙でこの人の映画は本当にツボを押さえてくる。登場人物みな人間味に溢れていたけどおばあさんの強い存在感が最初から最後まで物語を支配していた。と…

>>続きを読む
エーコ

エーコの感想・評価

3.5

偉大なるヨーロッパの歴史としての、あるいは肉親との思い出としての、またあるいは無用の長物としての芸術品の行方についての映画である。同じ物に対して、異なる光が当たっていくのが醍醐味だ。ヨーロッパの歴史…

>>続きを読む
Ricola

Ricolaの感想・評価

3.1

故人の大切にしていた遺産を守るかどうかを決めるのは、結局残された子孫たち。

息が詰まりそうな都会の近くにこんな家があったらどんなに癒されるだろう。

家族といえど、個人にそれぞれの思い出が詰まった…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事