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台湾人生のSohDIRECTORのレビュー・感想・評価

台湾人生(2008年製作の映画)
3.5
51年もの間、日本人として生きて、そして国の為に戦争に行った方々の言葉が胸に響きます。今の我々よりも日本人らしい精神をお持ちであることに驚きです。今の若者たちも観て、日本人としての誇りを持ってほしい。日本統治時代が終わっても1987年に戒厳令が解除されるまで、本当に苦労されたと思います。中国からの独立を望み、親日である理由が少しだけ分かります。
当時「犬(日本人)去りて、豚(中華民国人)来たる」と揶揄されていた。

映画を観ると[親日]という言葉は失礼で、今でも精神は「日本人」
なんです。特に戦争で亡くなった方達は....


TMI...【修身】
1890年から1945年の終戦まで、実施された教科の一つで道徳教育
「身を正しく修めて、立派な振る舞いをするように心掛けること」
もちろん台湾でも教えられていたので、映画に出演された方達の
精神構造に影響を与えたと思います。
敗戦後、[軍国主義的教育]とみなされGHQの命令で廃止され
代わりに理性ある人格形成のため1958年[道徳]を教科にする。

【二・二八事件】(1947年2月28日)
 台湾ではタバコ販売を許可されておらず、それに不満の女性が
 役人と役人と警察に暴行され、民衆が巻き込まれ死亡した。
 これをきっかけに中華民国政権への抗議デモ、暴動に発展。
 「君が代」が歌えないものは中華民国人とみなし暴行・排除
 しながら行進。ラジオ放送局を占拠し「台湾人よ立ち上がれ」
 と[日本語]で[軍艦マーチ]と共に呼び掛けた。
 その後、各地にデモが広がり双方に多数死者が出た。
 1949年から1987までの38年間【戒厳令】(政治的弾圧)が発令
 された。戒厳令が解除されても[言論の自由]はなく1992年
 李登輝総統により[言論の自由]が認められる。

 1987年、韓国でも民主化闘争で死者が出ています。(映画あり)

 1980年「松田聖子」ちゃんがデビューして国民的アイドルに
 なってる頃の事件だから、日本人には理解できないですよね。
 これが幸せなのか微妙ですけど。
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