ケスの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 4ページ目

『ケス』に投稿された感想・評価

こなつ

こなつの感想・評価

4.0

1969年のイギリス映画。ケン・ローチ監督の初期の作品。私が観た初めてのケン・ローチ作品だったが、かなり前に観ていてまだケン・ローチ監督の素晴らしさを知らなかった時だったので、あまり印象に残っていな…

>>続きを読む
人間の世界なんて醜くくて狭くて、でもあんなに軽やかに飛ぶ小さなタカにどれほどの尊厳があるのか
キャスパーしか知らなかった

ケスと少年は崇めあい歩みより一緒にいる。辛うじて繋がっている一家とは対照的に、彼らの関係性が美しい。少年の「飼う」とは違うという大人びた言葉が印象的だったが、どちらが上で下であるという関係性ではない…

>>続きを読む

ケン・ローチの人間愛はほんと不思議。
鷹が主人公の友達だけど
日本やハリウッドのようにズブズブの愛で描いたりはしない。
淡々とときは流れる。
だけど胸がしめつけられる。

昔つきあってた彼女がめちゃ…

>>続きを読む
Asro

Asroの感想・評価

-

1960年代前半のイギリス、ヨークシャー地方を舞台に、労働者階級の少年とハヤブサの交流を、厳しさとあたたかさの同居する繊細なタッチで描いた、イギリスの名匠ケン・ローチ監督初期の傑作。

権力差を利用…

>>続きを読む
ひぐち

ひぐちの感想・評価

3.9

ケンローチは最近の作品しか観ていないので、初期作も観てみたかったのですが、本当にいわゆる作家性みたいなものは当時から変わらず。貧しい環境の人々をどうジャッジするでもなく、ドキュメンタリーのように淡々…

>>続きを読む

生まれた時代や場所、家族、学校等に悉く恵まれなかった少年ビリーは、偶然見つけたタカだかハヤブサだかのヒナを育て訓練する事になり…って話
重たい状況、テーマのはずなのにビリーがへこたれないから軽い気持…

>>続きを読む

ケン ローチ監督の初期の名作。
演技とは思えない俳優たちと演出の数々。
この時代において突出した表現手法は、まさに衝撃的だったと思います。
イギリスの階級制度を基調にして、若者たちの閉塞感や孤独、強…

>>続きを読む
tol

tolの感想・評価

4.8
ケン・ローチ初作品。

人の孤独、負の感情を描くのがすごくうまい。

もっとケン・ローチ作品を見たくなった。

ケン・ローチの初期監督作。

家にも学校にも居場所がないビリー・キャスパーが、ハヤブサのケスと友達になる。
それだけ聞くと子どもも安心して観られる物語っぽいけど、そこはケン・ローチなので、現行社会の…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事