MoscatoBianco

ケスのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

ケス(1969年製作の映画)
3.5
ジャド(主人公ビリーの兄)に対する殺意が止まりません。コイツの頭には脳の代わりに糞便が詰まっているに違いありません。下水処理場に流したくなります。

・・・ とか思うほどリアルでした。
脳の代わりに吐瀉物が詰まっているような学校教員も出てきます。昭和日本の方がマシなくらいでした。

逆に女子は登場しません。
学校にもそこら辺にも風景としていることはいますけど、ストーリーに介入しません。ビリーとジャドの母が登場するくらいです。

ビリー目線だとそうなるんですね。何かと近づいて来たがるお約束の女子‥みたいなリアルじゃない登場人物はいません。
ビリー的にはそういう人間は眼中に無い(と言うかどうでもいい)一方で、鷹のケスがすべてです。唯一尊厳のある存在です。

ビリーもダメなんですけどね。貧しくて苦しいのはわかりますが、だからこそせめて面接はマジメにやるべきでした。
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