taka

らくだの涙のtakaのレビュー・感想・評価

らくだの涙(2003年製作の映画)
3.8
もふもふでおとなしいラクダがカワイイ🐫
長いまつ毛と大きな黒目、鳴き声はチューバッカみたいw

ゴビ砂漠の遊牧民一家を追ったドキュメンタリー
四世代三つのゲルで沢山の動物たちと暮らす
子供は仔羊と遊び、父は毛を刈り、祖母は祈りと歌を捧げ、皆でラクダの出産に立ち合う
動物たちを愛で大切にしているのがわかる
冬場ではないが砂嵐も頻繁にあり過酷な状況に変わりはない

初産で難産だった母ラクダの拒絶により子ラクダはミルクも満足に飲めず衰弱気味な様子
腕の良い馬頭琴奏者に音楽療法を依頼すべく幼い兄弟二人が町に赴く
電池の買い物も頼まれやはり「はじめてのおつかい」状態にw
途中で寄る集落、少しひらけた町の様子も窺える
子供たちはモンゴル相撲で遊んだり、ダンスや音楽を習ったり
で、テレビは貴重品


馬頭琴の音色が素晴らしかった!
実際、馬頭琴の音は見かけ以上に大きく、弦の響きもダイレクト伝わってくる
モンゴルらしい独特な旋律も望郷を煽る感情豊かなもの
確実に動物たちに届いたことだろう
母オドゴーの歌声も素晴らしく、むしろこっちがメイン?と思ったり
何気に弟ウグナも歌が上手くてビックリ笑

撮影は長期にわたる密着で当然予定調和ではない
大まかなストーリーが決まっていたとは言え、広大な砂漠と自然、動物たちと家族の生活などありのままのモンゴル遊牧民を切りとった貴重な作品


以前は日本でも馬頭琴やホーミー、口琴などのライブは多く行われていたのだが・・
生音に触れたくなる
あとラクダのコブも笑🐫
taka

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