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らくだの涙のLMNのレビュー・感想・評価

らくだの涙(2003年製作の映画)
3.5
モンゴルゴビ砂漠に暮らす遊牧民の生活はとても厳しい。限られた電力、突如として襲いくる砂嵐、痩せた土地そんな過酷な環境下で生活する人々を支えているのが共にくらすラクダたちである。シーズンの最後に生まれた白い子ラクダ、しかし母ラクダは必死に擦り寄りお乳をねだる子をはねのけ遠ざけ決して受け入れようとしなかった。遊牧民の一家はなんとか母子を和解させようと様々手を打つが成果は上がらない。日を追うごとに衰弱して行く子ラクダ。困り果てた一家はある儀式に望みをかける。 親子の愛、動物と人間の絆、歌・音楽の持つ力、自然との共生について今一度考えるきっかけになるやさしい映画だった。
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