似太郎

バベットの晩餐会の似太郎のレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
4.6
【デンマーク版美味しんぼ?】

家政婦バベットが登場するまでの前半部が長過ぎて、欠伸が出てしまった。

でも、観て損することはない良き映画。原作小説は存在すら知らん。

敬虔なクリスチャンであれば、もっと内容にのめり込めたのだろう。出てくる料理の絶品フルコースを見てるだけでお腹いっぱい。

最後、姉妹への献身を忘れなかった家政婦バベットの人間性に泣かされた。完璧なまでに理想の女性像を体現している。

一応デンマーク映画だが、演出そのものはベタなハリウッド映画みたいでエンタメ度が高い。亀の料理を食べて気絶する夢を見るシーンで思わず爆笑🤣

まさしく笑いと涙の物語。とても慎ましく北欧らしい淡々としたムードのヒューマン・ストーリー。観れて良かった。
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