アツギ

バベットの晩餐会のアツギのレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
3.6
おすすめで上がってきていて ずっとずっと気になっていたので鑑賞。
時代や国 宗教がすべてにおいて今の自分とは違い過ぎて柔軟に理解しようと努めて見ることを心がけました
劇中の人達はデンマークの海沿いの片田舎で暮らすプロテスタントで清貧で質素な暮らし
様々な欲に対してとても謙虚
話の中盤からフランス料理を作るという出来事があります 見た事もない材料の数々 仕込みに村人は怯え恐怖を感じますが出来上がった料理の素晴らしいこと
怯えながら口に入れると、美味!!
見た目の美しさ、心躍る香り、うっとりする虜にする味
険しかった村人たちの表情がどんどん明るくなり棘があった会話も朗らかなトーンに変わってゆき空気全体が柔くなってゆく
皆がとても幸せそうに笑って晩餐を終える
美味しい料理には心を豊かにする力があるんだと思います
とても静かでゆっくり味わうような映画でした
私もフランス料理、食べたくなりました!


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