ブニュエルが無神論者だったことは有名な話だが、彼はキリスト教という宗教が気に食わないだけで、ひとりの人間としてのキリストは好きだったのだろう。
思えば聖書はキリスト本人が執筆したものではないし、そこ…
全編宗教論争ばかりで丸々1本映画を撮るという試みが凄いし、シュールレアリズム的表現も随所で冴えている。無茶苦茶面白い。ブニュエル流のユーモアを堪能するのと同時に、いつの時代にも対立し分断してきた人間…
>>続きを読む・イメージの借用で埋め尽くされている。旅人はクールベで冒頭のソフト帽はマグリットにしか見えなかった。
・事故車に乗ってた天使(悪魔?)がジュビリーのエアリアルに似てた。
・ここまで延々と神学論争の歴…
このレビューはネタバレを含みます
映画の解説より、「私は神を信じない。神のおかげで」とブニュエルが言った言葉にすべてが詰まっている。
顔のアップのシーンになると、ぐーっと期待値があがってしまう魔法。
真夜中の森の中のヤギ?の声と、聖…
こんなに真剣に真面目に神についてキリストについて聖母マリアについて語った映画は無いのでは?
ブニュエルの真剣さが伝わるが演出はシュールだ。
そこら辺がライバル・パゾリーニの奇跡の丘とは全く違う。
キ…
南仏からサンティアゴ・デ・コンポステラをめざす巡礼の道をゆく二人組が生きる六十年代の暮れの現代を中心に、流謫の旅に出ているイエス・キリストとその取り巻きや、中世から近代に至るまでの人々など、さまざま…
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☆聖地を巡るおもしろ宗教批判
パリ、トゥール、ボルドー、バイヨンヌ、そして国境を越えて、スペインを横断してポルトガルの近く、遥か北東のサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼の旅路。サンチャゴ…
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