ヤスマサ

スリーデイズのヤスマサのレビュー・感想・評価

スリーデイズ(2010年製作の映画)
3.3
冤罪の妻の脱獄を企てる夫の姿を描いたサスペンス・アクション。
大学教授のジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)は、殺人の容疑で逮捕された妻のララ(エリザベス・バンクス)が、控訴が棄却され、最高裁への上告も厳しい現実に自殺未遂を図ると、ララの脱獄を考え始める。

ラッセル・クロウは、愛情深いタフガイがよく似合うが、観終わってモヤモヤが残るのは、全てが丸く収まる話ではないからかも。
殺人も冤罪も許されないことだ。
しかし冤罪が覆らないから脱獄させる、麻薬の売人だから殺しても仕方ない…、その道理はそれでいいのか? とも思う。
そしてエンディングでの刑事の考察が、モヤモヤに輪をかける終わり方だ。
あれでは誰も浮かばれない。
ストーリーは、夜の逃走劇から始まり、3年前に遡る。
飽くまでも印象だが、事が前向きな時は昼間のシーンで、後ろ向きな時は夜のシーンが多いように感じた。
意図的なものか知らん?
脱獄してからの警察の追及と、時間にも追われながらの逃走劇に目が離せない。
リーアム・ニーソンの使い方が贅沢。
ヤスマサ

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