1998年6月。フランスW杯の為にパリ滞在中、試合の合間に行った映画館で鑑賞。
かつてパリファンタスティック映画祭の会場になっていたという映画館、レックス。こちらで是非とも映画を観てみたかったのだ。ちょうど公開中だったのが「TAXI」。看板を見るとLUC BESSONの文字。おお、あの「ニキータ」の監督の新作かあ(監督作ではないのだけどね)とホクホクしながらチケットを購入しようとすると・・・。
何やらスタッフがフランス語で話しかけてくる。いや、フランス語は判らんて。せめて英語でゆっくり話すとかしてくれんかな。いつの間にか何人か集まってくる。しばらく押し問答していたが、どうやらこれはフランス語オンリーだ。お前は大丈夫か？と言いたいらしい。「OK！NO PROBLEM」やっとチケット購入して館内へ。座席に着くと前方に座ったカップルがディープキスしている。日本じゃ見られない光景だよなあと開演を待つ。
本編はフランス語だけで日本語字幕も吹き替えも無い。細かい設定などは憶測で補うしかない。だけど、だいたいのコミカルな場面では笑うことができた。やっぱり笑いのネタって普遍的なもんだよね。映画って凄い！
日本に帰国して数ヶ月後、ようやく日本公開を迎えた「TAXI」。劇場に憶測で解った気になっていた部分の答え合わせに行きました。けっこう違ってたりしたけど、これもまた楽しかった。
