シャチ状球体

殺しのドレスのシャチ状球体のレビュー・感想・評価

殺しのドレス(1980年製作の映画)
1.8
死ぬほど長いプロローグがマクガフィンとしての機能を果たしており、謎の多い殺人事件の容疑者達それぞれのドラマが展開することで真相を期待させてくれる。
徐々に犯人の正体を追っていきつつも意表を突いた展開が連続するのはジャッロ映画の作風でもあり、恐らく『サイコ』だけでなくダリオ・アルジェントの作品にも影響を受けている。

トランスジェンダー女性を性倒錯者で危険な存在として描いているので問答無用でこのスコアです。特定の属性を犯罪者予備軍であるかのように扱うのは差別そのもので、最低な脚本と演出。
というか、『トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして』にこの映画も登場してたことを忘れてた。
アルジェントとデ・パルマ、ヒッチコックの映画は二度と観ない……。
シャチ状球体

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