コブラ

殺しのドレスのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

殺しのドレス(1980年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

トラウマ克服チャレンジその1。

人体破壊描写は割とエンタメとして消費してしまう方なのだけど、動脈やら腱やら皮膚の薄い部分やらをスパスパ切る、スーっと切るっていう描写がもう絶対的に無理で大概オエエエってなる(リスカもダメ)。

あんまり考えた事なかったけど自分のこの恐怖症は、剃刀やらアイスピックやら鋭利なナニ(時にはドリル)で女性を切り刻み続けたデ•パルマも一因だろ。深くて不快な心的外傷を童貞に負わせた罪は重いぞこの野郎。

頑張りましたが今回も、アンジー•ディキンソンがエレベーター内でスパスパやられるシーンで具合が悪くなってしまい、以降は怖そうなシーンは飛ばすというウルトラCで完走。コレ観たって言えるか?って事で克服チャレンジは失敗。むしろ悪化。

血の涙を流しつつ何とか完走したけど、ドラマは結構燃える展開で好き。

殺しの現場を目撃したコールガールと被害者の息子という一見すると立場の弱い二者がバディと化して犯人を追い詰める。デパルマ自身の投影と言われるナードな息子を演じたキース•ゴードンがとても良いんだよな。弱さと強さと成長の予感という、この役に求められる全てを体現してるよ。


普段は無修正版出せや!とか息巻いてしまってるけど、ことデパルマに関しては殺害シーンにモザイクかけたバージョン出してください、という身勝手極まりないお願いをしたくなる。

困ったもんです。
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