ぺむぺる

殺しのドレスのぺむぺるのレビュー・感想・評価

殺しのドレス(1980年製作の映画)
4.0
午後の気だるい情事のあと惨殺された人妻。事件の目撃者である娼婦と被害者の息子が、ともに犯人の謎に迫る。

名作「サイコ」のデパルマ的解釈。変態的な演出と、「殺しとエロス(性)」という作品のテーマが絶妙にマッチ。その歪な美しさゆえに、何度でも見返したくなるサスペンス映画だ。ねっとり濃厚な作品世界の中、娼婦を演じたナンシー・アレンの健康的な童顔エロスが一服の清涼剤に。異様なまでの美術館の長丁場も良き。
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