チョンドヨンとソンガンホという韓国を代表する名優の演技が本当にすごい。
これでもう密陽に行かねばならなくなりました。
平凡な街に住むどこにでもいそうな普通の平凡な男を演じるソンガンホ。彼の誠実でまっすぐな愛は実は全く平凡ではなく、むしろ稀有。
小さななんてことのないシーン、一つ一つに深い意味があって、非常に味わい深い。おそらく気づけていないところもたくさんありそう。
暗い映画と評されることも多いけど、笑えるシーンも多いです。
ネタバレ注意な自分メモ
タバンアガシのデリバリーコーヒー
偽物の賞状
ソンガンホの一人自宅カラオケ(追憶は苦労したけど、こっちは気楽に歌えたとご本人)
薬で体を治すはずの薬局で、キリスト教の勧誘と言うトラップ
カンナムスタイルに言及された部分の翻訳は英語では全然変わっていたけど、日本版ではどうだったのだろう？
最後のシーンに込められた日差し
病院でそっと匂いを嗅ぐシーン
(さすがイチャンドン監督はパクチャヌク監督とは違う表現)
好きな女のために教会に通い出し、ボランティアをし、駅前で歌を歌い、しかし特に見返りをもとめることもなく、友達にばかにされながらもただ隣にいるソンガンホ(涙)
あれだけ絶望し、壊れまくった後でも寄り添うことをやめない忠犬ハチ公のようなまっすぐな愛に泣けた。
宗教集会で、神の愛が語られる最中に「♪コジンマリヤー」な歌を大音響で流すシーン😂が一番好き
