午前十時の18作目は、「野良犬」。
バッキバキの黒澤節です。
日本人てこんなにかっこよかったっけ?
冒頭の野良犬ドアップ、
キャスト・スタッフのフォント、
冒頭から良いですね!
もちろん、猟犬の血を引くような、怖い系の黒い雑種です。
戦争から戻り刑事になった村上と、社会の闇で生きる遊佐。
野良犬って何のことなんでしょう。
犯人が捕まるシーンは、ピアノの練習の音、小学生の歌うちょうちょ、白い花と空。
戦後の立ち上がりの日本に残る「社会の闇」を、正義や平穏との対比として緊迫感を伴って描かれている。
結局、野良犬って何だったのか。。