学生時代からの10年来の仲間を亡くした二人の男友達が現実逃避をするかのように東京をさまよい続ける…という映画。
基本、物語が無い作品で感情をメインに映し出した映画です。そのためロードムービーなのに会話劇のような…。物語にほとんど起伏がないため、心情に共感できない人には厳しい映画になると思います。
脚本無しでキャストに自由に喋らせている場面が幾つかあるようにみえますが、そのせいか大事なシーンがあざとくなってしまった印象。
映画が3分の2ぐらい進んでやっと物語の形がみえてきますが、今ひとつタイトルと物語が結びつきませんでした。
個人的には、共感できる部分がほとんど無く微妙な作品となってしまいましたが、おそらく心情に共感できる人が観れば悪くない作品なんじゃないかなという気がします。
ちとオススメしにくいですけどね。