ジュウゴ

犬神家の一族のジュウゴのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
5.0
世の中にはね二種類の人間しかいないの、悪いやつとね、良いやつ
って顔で悪いと良いを表してるの良い
ミステリィは王道、演出はコッテリで絶対に旨い油もの食べた余韻がある。

戦後直後の時代で、和服と洋服の混じる明治大正なレトロ感の舞台で、ライティングが極端でも良い雰囲気になっている。
工夫の凝らした絵コンテがあったのだろうと思えるほど、演出や科白の掛け合いなど面白いシーンが全体的に散りばめられていて、さぁサンプリングしてくれと言わんばかりの古典作りで成功してる古典作品。

このぐらいポップさとシリアスさのバランスを保ったものが日本人には向いてるのかな