みりお

犬神家の一族のみりおのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
3.9
※レビュー溜め込みすぎたため連投💦
コメント返すの絶対死ぬほど遅くなると思われますので、どうかスルーをお願いします🙇‍♀️🙇‍♂️🙇



NHKの2023年版SPドラマが本当に面白かったのですが、オリジナル版のファンには賛否両論の改変があると聞いたので、気になって鑑賞🌟
なんと角川書店が映画製作に乗り出した、記念すべき1作目だそうです。

なるほどなるほど…
うむ、昭和という時代に好まれそうな勧善懲悪ストーリーだな、こちらは✨←悪口ではない
王道ストーリーが使い古されて、新しい展開のある映像コンテンツを求める令和の時代だと、2023年版のようにああやって含みを持たせた方が好まれるのかもしれない…👍

ちなみにみりおは、2023年版の方が好きでした!
だって2023年版の方のレビューにも書いたけど、犬神一族の嫡男として育った佐清が、こんなに清廉潔白&実直な男に育つとは思えないんだもの👀
佐兵衛翁は佐清にも等しく愛情を与えなかったわけだし、かつ母の松子は下に続々と妹や甥姪が生まれて、より強く佐兵衛翁の愛情を求めていたんだろうし、そうすると佐清だって、佐武・佐智のように腹黒く遺産を求めるような人物に育つはずだと思うんです。
そして青沼静馬のように辛酸を舐めた人を極悪人にしてしまうのも、令和の時代らしい道徳的要素が足りないと言うか…

などなど勝手なことを述べましたが、地上波ドラマではできないようなおどろおどろしい描写や、血糊がたっぷりの殺人シーンは、より犬神家の禍々しさを表しているようで、作品の雰囲気は抜群でした💪
市川崑監督もこんなに有名な方なのに、きちんと作品を観たのは初めてなので、今回きちんと鑑賞できてよかった(*´꒳`*)


【ストーリー】

旧家の名士、犬神佐兵衛(三国連太郎)の遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世(島田陽子)と結婚した者と記されていた。
佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していく。
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