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犬神家の一族のhilosophyのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.3
『シン・ゴジラ』でのカメラワークが面白いな〜と思っていたら、それが市川崑に影響されたものであるということで本作を鑑賞しました。
おもしろかったな〜
カットの一つ一つが絵になっていてすごい!毎回うならされました。
絵になるスマートな画面作りに加えて、対象物をあえて画面の中心から外す感じとか、顔のアップとか、人が奥から手前、手前から奥に動く感じとかって『シン・ゴジラ』でもあったなと思います。
また、2006年のリメイク版とも見比べてみましたが、圧倒的にオリジナルの方が優れているなと。リメイク版はセリフや演技、カメラワークを完全にコピーしたものでしたが、それをやったところでいい映画が出来るわけではないんだなと勉強になりました。
若い頃の石坂浩二さんがイケメンで、そして珠代役の女優さんや女中役の坂口良子さんが綺麗で可愛くてびっくりしました。それ以外の役者さんたちもハマリ役だなと、配役も考え抜かれてるのかなと思います。
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