プリンス

ヒストリー・オブ・バイオレンスのプリンスのレビュー・感想・評価

2.6
所詮他人事ですからね。綺麗事を並べて謝るのは、簡単な訳ですよ。アナタ病気ですと、言ってるアナタも顔が完全におかしいですよ。あの顔は役者仕事狙いか、宇宙人ですよ。そんな下らない事より記者に囲まれて、泣きながら謝る山口氏のデトックス効果が半端ないのでございます。その調子その調子。アル中、早く治るとイイネ!あ、失礼しました。
フィルマークス 、プリンスメンバーでございます。
さて今回は、ヒストリーオブバイオレンス。よくよく見てみりゃ、何故かクローネンバーグ作品であります。ネタバレに細心の注意を払いつつ、いつもどうりアレンジしてレビュー致します。
今回の主人公は完璧なケツアゴと中央に寄った妙な顔つきのヴィゴ太郎演じるトム。田舎町でスーパーモデル風な嫁と2人の子供に囲まれて、細々とダイナーを経営しておる訳であります。庶民の些細な幸せでございます。ある日、この店に銃を持ったチンピラ2人組が強盗に入る訳です。一瞬の隙をついて反撃に出るトム。銃を取り上げて、2人を射殺。意味も無くグロ描写!これは、大東流でしょうか。これを機に、女性セブンや文春、はたまたテレ朝の女性記者まで店に押しかけるようになり、それまで穏やかだった暮らし振りが様相一変。護身術チャンピオンの店として、連日大盛況。
そんな中、店の中でもグラサンの明智伝鬼風、緊縛師2人組が登場。オマエハ ジョーイ ダ。と、しつこくつけまわされる訳であります。ジョーイて、誰やねん!ワイはトムやがな!と、終始??なトム。
これは、子供達に悪影響と、嫁さんはチアガールに変身。トムとネットリとそこそこの濡れ場に突入。
そして、しつこく家にまで来る様になった緊縛師達。ジョーイ ヨ、オマエノ ナワサバキハ マダマダ ニブッテハイナイ。フィラデルフィア ニ クルガヨイ。
身の危険を感じたトムは、またしても庭先でこれらを一掃。これまた意味も無く派手なグロ描写。
実はこの主人公のトム、言われた通り身分を偽っておりました。逆にビックリ、ジョーイでした。嘘がヘタなんですよ。顔つきが元々おかしかったしネ!!フィラデルフィアではかつて一世を風靡した元縄師とゆう、縛りも捻りもない展開に唖然とした訳であります。隠し事をしていた事で、夫婦仲もギクシャク。強制わいせつ風に階段セックスを試みるも、なんたる嫁の冷ややかな態度っ!
その後、事件の黒幕登場も、もはやどうでも良くあっさり解決。
なんだか気まずい夫婦の涙の食卓に、子供達が出してくれる皿!ミートローフ!!お祈りしてから食べてね。
更にはやたらとパンツを脱がされる、股間にぼかしのお色気ムンムンなこの嫁。セロン姐さんかと思ってましたが、マリア姐さんでした。ガタイのいい金髪女はみんな同じに見えた訳でございます。
妙に長尺な夫婦のまぐわいと、やけに良く出来たグロ描写。
あまりにも見たまま過ぎるストレートな話の展開。何かあると、見てましたが何も無さすぎて不安になったわけでございます。
デヴィッド・クローネンバーグ。多分、同姓同名の別人でしょう。
この脚本でもキャストをもっと安くして、バカな邦題をつけてB級として撮り直せばグッと良くなるでしょう。わたくし、そんな映画を沢山観てきておりますから、目は確かであります。
次からはちゃんとします。
それではまた!
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