ちゃんゆい

パリのランデブーのちゃんゆいのレビュー・感想・評価

パリのランデブー(1994年製作の映画)
-
30分の短編×3のオムニバス作品。それぞれのストーリーには、少しずつ関わりがある。
どれも登場人物は、主に男女2人。
それぞれのパートは彼らの会話で構成されており、パリ市内を歩き回りながら、恋愛模様についての会話を聞かせる作品。

しかし、会話の内容を聞いているようで、実はパリ市内を観光案内するような作品に仕上げたかったんじゃないかと思った。

観光客が訪れるような有名な建造物ではなく、市内の裏道や、若者の住居、散歩で寄る森の道。

周辺の生活環境を見せることで、彼らが実在するように思えてくる。

リチャードリンクレイター『Before Sunrise』も、移動を伴う会話劇。
年代も近いので、この当時のフランス映画の流行りだったのかな?

サクッと軽やかに見ることができて、「あ、なんか旅したいな」と思わせてくれる作品。