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穴のSSDDのレビュー・感想・評価

(2001年製作の映画)
3.5
■概要
街中には失踪者の張り紙、一人の女子学生が靴も履かずフラフラと歩き、誰もいない学園内の警察に電話をかけると倒れた…。

■感想(ネタバレなし)
富裕層向けの寄宿学園で男女四人が行方不明になり、一人の女子生徒だけが生き残った。一体何が起きたのか。

サスペンススリラーとしてはなかなか良く出来ていて、なかなかに壊れた世界観が良かった。

主演の演技が素晴らしく、二転三転する内容を見事に演出されていました。

ネタバレ厳禁な内容のため深くは触れませんが、胸糞の悪さはなかなかです。











■感想(ネタバレあり)
・スクールカースドのミスディレクション
そもそも主人公がスクールカースドの底辺にいたフリをしていたという序盤の展開からの逆転、穴で起きたことがまさか自身の手で監禁状態を作り出すというのはまだしも、他人が死んでも開けないというサイコパスぷりがすごい。

まさかスクールカースドの上位の女子が、そこまで入れ込むという狂った思考の仕方をするという動機は思いつかなかった。
せいぜい馬鹿にされた腹いせに三人を閉じ込め、被害者ヅラしていたのかと思ったらとんでもない展開だった。

・ラスト
しっかり他に罪をなすりつけて殺害し、疑いを持つ女性警官は立場を悪くさせ信用されないだろうことを予期して真実を語っていたというツイストにはやられた。

ただ二つの条件をクリアしなければいけないのがご都合的ではあったか。

1:警察に連れ去られているのを目撃されなければいけない
この描写は母親が車ですれ違うシーンであったが偶発的にしか起こせないタイミング
2:居場所を知らせなければならない
警察と一緒に現場に向かったことは書き置きでもしない限り、誰も予期できないはず

そして何より気になったのは穴というタイトルで、塹壕の真ん中にあるに謎の穴があるのにまったくストーリーに関係しないんかいという点。最後女性警官を突き落とすという手段にも使われなかったからあれはなんだったんだ…。

見始めはその穴から得体の知れない何かが発生するか、誰か落ちるのかなと思っのが一番の驚きだった。
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