このレビューはネタバレを含みます
1992年の森田芳光監督
独特の映像表現と間合い
配役の妙がクセになります。
監督御用達の伊藤克信もちょっと出てる。
ブラッシュアップライフのように何度か同じことをやり直す。
恋人が乗る飛行機が墜落するのを知っていてなんとかしたい納戸遊子 -/清水美砂。
時代がまだ「女性が男に尽くす」
「女は色気を持て」という時。
でも、女性たちは自分の意志で自分の仕事の成功はお金でなくパートナーと成功する、他人の漫画原作でなく自分の描きたい漫画を描くということを何度目かにする。
不思議な運命で巡りあった主人公二人が死んでまた出会い抱き合うところ、よかった。
冒頭で映る飛行機の影✈️。。。
和泉元彌が謎の男で出てるが
1番謎だ。能は凄いけど演技下手((^^;;。台詞回し下手。ご愛嬌です。
「聖者の行進」で人手なしの役がハマっていたデビッド伊東が「少し乱暴だけどモテるいい男」役でちょっと笑う。
モデルの中川比佐子がモデル役で出ていて嬉しい。
銀子(静香)を狙う男が唐沢寿明。
ちょい役だが気合い入ってた。
受賞パーティの漫画家 - 金田明夫、蛭子能収
パーティーの客 - 赤塚不二夫、石ノ森章太郎、コンタロウ、さいとう・たかを、つのだじろう、永井豪、藤子不二雄Ⓐ
占い師 - 藤子・F・不二雄
この出演も嬉しい。嬉しすぎる。
シリアスな作りだが、令和に作ったらコメディタッチに作れそう。
工藤静香は好きではないが、この映画の静香は堂々と喫煙して髪型をいろいろ変えて肌艶も綺麗。
やはり、KOKIに似てるわ。
静香の魅力は少し曲がった口角の上がり方だ。ショートヘアも黒髪も似合うがやはり、ゴージャスな歌舞伎町風茶髪の巻毛と濃いヤンキーメークが1番。
ヒット曲を劇伴にうまく使い時代感もある。
佐野元春 ガラスのジェネレーション
大澤誉志幸 そして僕は途方に暮れる
グロリア・エステファン
フリオ・イグレシアス
アース・ウィンド&ファイヤー
久保田早紀 異邦人
南佳孝 スタンダードナンバー
シャネルズ
メンアットワーク
シンディ・ローパー
米米クラブ
最後に銀子(静香)が「わかってる?逃げはダメよ」と力強くいい、遊子(清水美沙)が「当たり前じゃない。ホールインワンを狙う。死んでたまるか」
と強く望み流れが変わった。
二人は次に進むことができた。
ワム!のラスクリスマスはこの映画に合わないが、映画はよかった。
また何年後かに見ます。