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未来の想い出 Last ChristmasのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)
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30年前に観たときは藤子・F・不二雄先生の原作との違いに戸惑ったりもしましたが、改めて原作を読み直して本作を観ると、何度も人生をやり直す中で、“創作”と“愛”において本当に大切なものに気づくというテーマが映画版でもしっかりと貫かれていた。

また、上映前の前説で宇多丸さんも話されていましたが、主人公を女性2人にしたことによって、男性優位の社会に対するシスターフッド映画として楽しめるところも良かったです。さらに、何気ないシーンが撮影や編集によってスリリングに映るところは、さすが森田芳光監督。

赤塚先生や石ノ森先生や藤子不二雄A先生らトキワ荘メンバーが登場するパーティーシーンは、皆さんのリアルな感じが楽しかったけど、藤子・F・不二雄先生が登場するあるシーンは、そのお姿があまりにも神々しくて涙が止まらなかった…
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