掴みどころが難しい。
それゆえに面白い。
大きく2つの物語が展開する。
ヒロインと、
ヒロインが出会う記憶喪失の老紳士。
2人とも形は違えど、
貫きたかった愛と、
世間体(片方はなかなかしんどい)との狭間に追いやられ苦しむ。
ケーキ作りで重なるあたりもニヤける。
タイトルがまた沁みる。
向こう側とこちら側。
求めていたもの。
ラスト。
さらに老紳士とヒロインが重なる。
時を超え、
ある種、同じ人格にも思える。
ヒロインは前進した。
一見趣は違うが、
タイムトラベルを感じた。
老紳士はなぜヒロインの前に現れたのか。
あ〜考えれば考えるほど深みにハマる。
ミステリー要素がまたそそられる。
※なんかあるのかと思った向かい窓のイケメンは装飾扱いで可哀想だったなあ😂。