どーもキューブ

ゼブラーマンのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ゼブラーマン(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゼブラーマン横浜誕生編



 2010年5月26日 18時28分レビュー



2003年作品、東映、TBS提供。脚本宮藤官九朗、監督三池崇史。

「シロクロつけるぜ」のキャッチフレーズ、哀川翔兄貴のヒーロー物、という認識。

正直続編ができた時、驚きました。

ゼブライコールシマウマ、

どんなヒーロー物だろう、

巨大化するのか?

ウルトラマン、仮面ライダーとかと何が違うか?(「大日本人」の時と同様な予備知識だな。)

クドカンのヒーロー物とは?

という事で続編見る前に予習の意味、三池ファンとして鑑賞となりました。





けっこう笑えて、楽しめました。もともとドラマ「木更津キャッツアイ」のサブキャラ、ちょいキャラ的出演が飛び火した模様です。

ある意味超スピンオフ的な製作っぽい話でした。(クドカン公開舞台挨拶より談)

翔兄貴がこんなに、役柄がまじめな性格ってなんか初めてで、こそばい感じが正直しました。

先生で、おとなしめ。

もじもじしていて、悩んで。

なんか、いつも元気で、活発暴力な任侠物や男のオラオラ系、黒沢清監督の不思議系謎の男等々見てきた自分。

なんかかえって新鮮な翔兄貴を見れた気がします。

そんな意味で翔ファン必見。

クドカン流の悩めるヒーロー像に翔アニーが扮します。

そしてゼブラーマンのスーツ。最初がショボショボだけに段々格好良くなっていったので一安心。翔兄貴が逞しくなっていく成長の物語でもあります。少しその部分が「くどい」かもしれませんが、、。

もっとシンプルにしたほうが良かったかも。

そこに鈴木京香さんのラブ、京香さん息子のゼブラーマン秘話がからみちょっといりくんでいます。


ここをしっくり、シンプルにさせてほしかったかな?

他、やる気のあるんだか?ないんだか?の

「役人」コンビに渡部篤朗さん、近藤公園さん。

渡部さんのなんとなく役人のような感じ、近藤さんのいそうな役人ぽさが良かったです。

渡部さんはなんか、最近好きになってきましたね、良い役者さんです。

そしてなんか理屈っぽい岩松了さんがボス役人として好演、ホントお上手でございます。

ちらり出ている柄本明、市川由衣、袴田君、ちょっと意識しすぎたかな?ウッチャンこと内村光良。

気難しい怒りの教師上司、大杉蓮さんも笑えます。

敵の不可思議さ、敵の存在理由、ゼブラーマンの強くなる理由等々「どうして?」と深く突っ込まないで、考えこまなければ、楽しめるヒーロー物でありました。

クドカン流の最終的に少ない言葉で励ます、元気づける必殺の言葉もあります。

クドカンの庶民派仮面ライダー系のお話、黒白つけようと立ち上がった哀川翔先生。

今ふって湧き出てきた謎の
「ソラマメ、枝豆」を前にゼブラーマンが立ち上がる。イン横浜付近誕生編。

哀川翔ファン、クドカンファン、必見の庶民派、マスク物語。三池流のブラックでエッチなテイストは、なりを潜め、クドカンのヒーロー魂が開花した作品でございました。

追伸、確かに皆様ご指摘、続編に出演のないゼブラナース。

期待しちゃいますね!(ニヤ)注射デカ過ぎ(笑)

ハイロウズのテーマを聞いて「ごっつええ感じ」とアシモを想起しました、ごめんなさい。
どーもキューブ

どーもキューブ