確かに演出や芝居、炎上シーンの見事さなどは素晴らしいが、映画としては三島由紀夫の原作が偉大すぎて、ダイジェスト版としか感じられなかった。
とりわけ、史実とも小説とも異なる中途半端な後味の悪い終わり方…
驟閣は燃えているか。
三島由紀夫の傑作『金閣寺』の映画化。本作では金閣寺という名称は使われず、驟閣寺(しゅうかくじ)として登場している。
1950年7月2日未明に現存する金閣寺が何者かにより放火…
「穴」の市川崑監督作品。三島由紀夫の「金閣寺」の映画化。「人肌孔雀」の市川雷蔵27歳が現代劇初出演作品。「大番(完結篇)」の仲代達矢26歳、「若い獣」の新珠三千代、「大阪の女」の中村鴈治郎共演。
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三島由紀夫の『金閣寺』を市川崑監督、市川雷蔵主演で映画化。仲代達矢、中村鴈治郎出演。
フラッシュバック、回想シーンへの導入演出が全篇を通して見事。
クライマックスの炎上シーンは、市川崑×宮川一夫の…