監督は精神病を描きたいんじゃなくて、こういう“世界観”を描いたんやと思う。
でも、まず、正気でつっこむと、
早く病院行こ?早く治療しよ?早く隔離しよ?
もうこれしかない。
人を傷つける以前に自分を傷つけてるから。
世界が二つに見えていたけど一つになって、でもまた二つになったと私はあのエンディングを見て思った。なんなら、これから先、世界は三つ、四つになっていくかもしれない。いくら歌っても、踊ってもね。
それぐらいやばかったんよ、早く周りが病院に連れて行かなあかんよ。
監督が、そんなことじゃなくてこれは琴子だけが見てる世界、というならもう何も言えへんくなるけど、そんな世界琴子が一番つらい。
琴子の恐怖を共感できるところも多かったけど、やっぱりここまでなる前に早く病院に…(感想がループ)。
ついでに描写はめっちゃホラーよ。
ホラー映画慣れしてる私がまさかホラー映画じゃない作品を観て怖い気持ちになるなんて。
この映画のほんまのカテゴリなんなんやろ…ホラー…やろ…
Coccoさんのこと全然知らんけど演技力が素晴らしすぎて大女優やんってなった。