のゆ

KOTOKOののゆのレビュー・感想・評価

KOTOKO(2011年製作の映画)
4.2
「手首を切るのは死にたいからじゃない。こうすると、生きてるって実感できるから」

血みどろの手に取る受話器。笑いながら息子と話す。
この役は、Coccoが演じることに意味があるのだろう。
今にも崩れそうなほど弱々しく、けれども歌声は力強く。死の中に咲く花。いのちを削る。

色鉛筆で精神状態を暗喩してるのが面白かった。

喜びの間の悲しみ

消えないダブル。「元気な田中が、もう1人いるのではないかと探した」
のゆ

のゆ