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犯され志願のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

犯され志願(1982年製作の映画)
3.0
都会でインテリアデザイナーとして自立し始めた若い(24才の)女性の性的日常を描く日活ロマンポルノで、のち「櫻の園」を撮る中原俊監督のデビュー作。

インテリアデザイナーの越野捻子(有明祥子)は、島公一(鬼丸善光)の経営する小さな事務所から仕事を請けている。
捻子は所長が好きで所長もまんざらでもなかったが、他の男に身を任せている…。

~他の男~
・デザインを依頼してきたますみ(風祭ゆき)の愛人の氏田(宇南山宏)→この2人が物語のキーパーソン
・友人の鈴木(小池雄介)
・外に、所長の事務所の従業員のふく子(夏麗子)が絡む。

「仕事って何だ。時間だよ、時間」

「男と女は食うか食われるか。いつまでも若いわけじゃないんだから、そのうち誰もかまってくれなくなっちゃうよ」

タイトルと内容は関連がなく、作品のテーマは、3人の男から贈られる"置(目覚まし)時計"に暗示される。
濡れ場は今の感覚からみると、作り物過ぎて興ざめ感が否めないと思うのは私だけでしょうか…。
あの時代を反映しているかも知れませんが、ストーリーも今となっては凡庸。
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