西城秀樹の香港映画初主演にしてムーン・リーがアイドル女優から本格派アクション女優へと転身した記念すべき作品。
麻薬組織に報復を受けた香港警察が闇の助っ人組織「エンジェル」に協力を依頼し、日本の少林寺マスターエージェントエンジェル1の秀樹が香港へ招集され麻薬組織と対決。エンジェル達が集合するJALマークの赤いネオンがあるビルの屋上って『男たちの挽歌』でマークがリンチされてた場所だわ。この映画と同じぐらいの時期に「スター隠し芸大会」で秀樹が全セリフ広東語で『男たちの挽歌』のパロディを熱演してたのを思い出した。
このあと秀樹は香港流人命軽視撮影現場に激オコで二度と香港映画に出演することはなかったのでした。この時の危険で滅茶苦茶な撮影現場のことを当時の日本のバラエティ番組でセルフパロディとしてコントにしたりエピソードトークで話してたのを覚えてます。
ムーン・リーは危険なスタントを自らこなしアクション女優として開花したんだけどこの映画のわずか2年後に『群狼大戦』の大爆発事故で全身70%に及ぶ大火傷を負うことになったのを思うとちょっと複雑な気持ち。
