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出世太閤記のアップルのレビュー・感想・評価

出世太閤記(1938年製作の映画)
3.4
豊臣秀吉の若い頃を嵐寛寿郎が演じた映画です。物語は小猿と呼ばれたわんぱく小僧時代から描かれています。実の父を亡くした小猿は武士になろうと家を飛び出します。撮影は宮川一夫です。映像は劣化していて悪いけど水面や橋を撮すショットなどは影絵や水墨画のようで美しいなと思いました。アラカンの木下藤吉郎は全然サルっぽくなくて小綺麗な感じでした。織田信長は月形龍之介が演じています。この信長はなかなか良かった。月形龍之介が舞う桶狭間の戦い前夜の能も見られます。とにかく立身出世が一番の親孝行だったんだろうなとしみじみします。
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