もっこり太郎

ソナチネのもっこり太郎のレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
5.0
北野武作品は幾つか見てきてはいたがスクリーン上映されるとのことでソナチネは初めて見ました

ストーリーとしては直近のアウトレイジ等にも通じるヤクザのゴタゴタ話

ですが、見せられる映像が全く別物
北野武が真価を発揮しまくったエッジの効いた渇きながらも独特の色彩感覚がある画に始終魅せられた

また、映像のリズムも独特で細かいやり取りがその短い時間の中で収まるけれど大体ぶつ切りにしたような、途端に「無」が訪れてそれが連続する映像のリズムがクセになる

長いヤクザの夏休みパートは腹を刺された組員が「お腹痛いから飲めない」とボヤいたり、ロシアンルーレットしたり、人間紙相撲をしたり、ロケット花火で撃ち合ったり、落とし穴に組員を落としたりとひょうきん族を見ているかのような“ビートたけし“としてのお笑い要素が詰まりに詰まっていて笑ってしまった

スクリーンで見れて本当に良かったです
凄い
もっこり太郎

もっこり太郎