reina

ソナチネのreinaのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
3.8
なんだか熱くて冷たい映画だった。熱いけど冷たい、冷たいけど熱い。

ヤクザ、車、抗争、ユーモア、銃、オンナという「ザ・たけし映画」と言った様相。そして常に漂う死の匂い。沖縄の青い海みたいに綺麗なものを見ている時ほど死は着実に歩みを進めてくる。

どのシーンもどこか僅かの違和感というかズレみたいなものが感じられた。それが死への誘惑が常に頭から離れず目の前のことに真に集中できない様子みたいだった。

真っ赤な血、ハイビスカス、花火、アロハシャツ。
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