べっかむ

ソナチネのべっかむのネタバレレビュー・内容・結末

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

フライデー襲撃後の北野武が1番精神的に不安定だった際に創られたとされる映画

暴力、銃撃シーンでもヤクザ達は感情の乱れや顔色ひとつ変えずに次々と人が死んでいくシーンは当時怖さとはまた別の感情が湧いた。

作中ではフリスビーや紙相撲、落とし穴を仕掛けて笑っている(ビートたけし)の一面と棒立ちで平気で人を撃ち殺す(北野武)の姿があり演技ではなくそれが北野武の素であるかのように感じた。

序盤の「ヤクザ辞めたくなったな。なんかもう疲れたよ」というセリフと最後の自害のシーンが当時の北野武の心情が込めていたのではないだろうか